経営≒マーケティングのブランドづくり目指し、コーポレートサイトの運用を開始!

free web hopeのコーポレートサイトが2022年1月にリニューアルしました。

当社のこだわりが詰まりに詰まったコーポレートサイトが、なぜ今爆誕したのか、代表の相原さん、ディレクションを担当したfree web hopeの吉岡さん、エンジニアリングを担当した小橋さんが、その裏側を振り返ります。


リブランディングではなく、ブランドづくりのスタート

今回、ホームページをリニューアルした理由を教えてください。


相原:当社の発信力をさらに強化していきたいことと、ブランドづくりが必要なタイミングが重なったからです。

そもそも発信力の低い企業のコーポレートサイトは流入数が少なく、それ単体では閲覧されないものだと考えてきました。当社は創業当時に作成した1枚もののコーポレートサイトが存在していましたが、これまで発信力は低かったので、閲覧されないものとして放置した状態でした。

しかし、2018年以降TwitterなどSNSでの発信に力を入れ始め、一定程度の発信力がついてきたと自負しています。フロー型の情報発信メディアのSNSに続いて、ストック型メディアに注力するタイミングだと考えました。

<以前のコーポレートサイト>


相原:また、当社のことを「LPに鬼強い会社」として認知いただくことが多いのですが、実際にはもっと広い業務を請け負っています。そのことを社内外に正しく認識してもらいたいと思いました。

これは、リブランディングではなく、ブランドづくりのスタートです。当社は「LPに鬼強い」で想起していただけますが、ブランドはありませんでした。「free web hopeってどんな会社?」と質問されても、「こんな会社である」と言える要素がなかったからです。

コーポレートサイトを当社の情報発信の拠点として運用し、「●●な会社である」と言ってもらえるブランドづくりをしていきたいと思います。


働く社員と「鬼強い」とのギャップ

サイトリニューアルのディレクションを、社外のディレクターだった吉岡さん(現free web hopeコンサルDiv)に依頼したのはなぜですか?


相原:吉岡さんの以前の仕事を拝見していて、とにかく「センス」が光っていたからです。自分がディレクションをしたら、サービスサイトの「鬼強い」ランディングページになってしまうので笑


吉岡:コーポレートサイトのディレクションの相談を受けたときは、free web hope入社前だったので戸惑いました。free web hopeのことは「LPに鬼強い会社」という認識しかできていなく、社員のみんなのことをよく知りませんでした。そのためどういう方向性にすべきか分かりませんでしたから。

相原:吉岡さんは、コーポレートサイトのディレクションを請けるにあたって、社員のひととなりを理解したい、としきりに言っていたのが印象的でした。通常はどんな魅せ方、何を発信するか、を軸にディレクションを行っていくものと思っていたので。


吉岡:コーポレートサイトは、在籍メンバーの集合知でもあるので、メンバーの想いや雰囲気を知らずには作れないためです。

入社後、一緒に働いたり、話したりと、雰囲気を感じ取ったりするうちに、「鬼強い」のイメージとはギャップがあることに気づきました。柔らかい印象の社員が多かったのです。そうした会社の空気感をデザインに落とし込もうとしました。


吉岡:また経営陣と社員の間で、コーポレートサイトのイメージにもギャップがありました。経営陣は先鋭的でスタイリッシュなものを求めており、社員はカラフルなものを求めていました。どちらかに傾倒するわけでもなく、上手くバランスをとり、相原さんの目指す方向性をマージさせて、デザインコンセプト、方向性を固めました。


相原:コーポレートサイトを制作する中で、キャッチコピーを固めていった面もありました。自分たちがどんな考えを持ってお客様のマーケティングのサポートしているか、に向き合うことになったからです。

悩んだ末に「経営≒マーケティング」をキャッチコピーに掲げることにしました。「統合マーケティング」や「マーケティング戦略立案」という言葉を使うと、自社でやっていることの輪郭がボヤけると思いました。われわれが提供するマーケティングは、部分的なマーケティングではなく、お客様の成果を最大限出すために存在する経営に近いものである、という想いを表しています。


吉岡:デザインは企業の在り方を一緒に考えてくださる株式会社スピッカートに依頼しました。TOPはデザイン性のある目を引くタイポグラフィをアクセントに、モノトーンベースのシンプルなデザインで全体をまとめました。個性や挑戦心、期待感を訴求しつつ、先進感のあるスタイリッシュなデザインに仕上げています。

メインビジュアルは「データによる意志決定」をコンセプトに制作しています。グラデーションによるタイルは、あらゆる種類のデータを意味しており、そのタイルを組み合わせて出来上がっていくタイポグラフィの動きを演出することでデータを組み合わせて意志決定をしていくプロセスを表現できればと考えました。


仕事での感動や熱い想いも発信したい

free web hopeならではのポイントはどこでしょうか?

相原:「SHORT NOVEL」というコンテンツを用意しています。これは当社がお客様と取り組んだプロジェクトを、社員やお客様を登場人物にしたストーリーで振り返り、紹介するものです。LPの制作実績を掲載する「WORK」ページもありますが、それだけでは仕事で感動したシーンや当時の熱い想いは表現しきれません。

「SHORT NOVEL」は社外の方にも読んでいただきたいですが、プロジェクトに関わった社員にこそ、読んでもらいたいコンテンツです。


吉岡:「SHORT NOVEL」は、他のコンテンツとは趣が変え、当社とお客さまが関わることにより作られていく、輝く未来を想像させる世界観を演出しました。グラデーションで表現したきらめく原稿用紙が舞っているデザインに仕上げています。


運用効率と顧客満足度を両立させる最新の技術を導入

WEBエンジニアの小橋さんは、コーポレートサイト制作にどのように関わったのでしょうか?

相原:当初、コーポレートサイトにはCMSを入れず、記事コンテンツは静的HTMLを直接書き込んで運用する方針でした。CMSを導入してもその機能を使いこなす予定はなく、動作が重くなるためです。表示速度を重視するためには、運用の手間はトレードオフとして受け入れるしかないと考えていました。


小橋:私は社内エンジニアとして、社内の業務効率化のサポートをしています。コーポレートサイトの企画には当初関わっていなかったのですが、HTMLを書き込む運用方法だと、今後かかる運用工数に懸念がありました。そこでHeadressCMSの導入を要望しました。


相原:小橋さんからHeadressCMSを紹介されたときは、全く知らない技術だったのですが、トレードオフになる課題がバチッと解決できる画期的な技術だと思いました。

見事に欠けたパズルが埋まった、と感じました。

小橋:このままでマズイな、と思っていたので笑

HeadressCMSは、まだ国内では提供している企業が限定されていますが、海外では今後主流になると言われているCMSです。

ユーザーにとっては表示速度が早くなりますし、管理側では運用コストが下がります。一般的な技術なので、更新にバックエンドエンジニアも不要、と良いことづくめです。

国内ではまだ紹介記事が少なく、海外の記事を参考にしながら実装していきました。


相原:正解の技術を使うことは、本当に重要です。そこに不安があったままでは運用は上手くできません。

簡易なマニュアルで複数人がコーポレートサイトを運用できる体制を整えることができ、非常に感謝しています。


free web hopeの過去も未来も語れる場に

相原:コーポレートサイトの運用体制、基盤を整えることができたので、今後はコーポレートサイトの運用のベストプラクティスを模索していきます。


吉岡:コーポレートサイトを、free web hopeの過去も未来も語れる場にしたいですね。WORKやショートノベルなどの「過去」だけではなく、「未来」を発信できる器を用意したので。


相原:いいね!そのコメント、オレが言ったことにしておこう笑

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